山形県山辺町に本拠を置くニット製品製造の「峰田メリヤス株式会社」は、6月末までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任、自己破産申請の準備に入ったことが明らかになった。
1951年に創業された同社は、婦人用ニット製品の製造を主力に事業を展開し、大手アパレルメーカーを主な取引先として、企画・サンプル作成から編立・縫製まで一貫して手掛けていた。2006年には自社ブランド「CAST-MINE」を立ち上げるなど事業を拡大してきた。しかし、国内市場の縮小に伴う受注の落ち込みで業績が悪化し、新型コロナウイルス感染症の影響による業況の悪化が追い討ちをかけた。結果として、資金繰りの行き詰まりから事業継続を断念し、今回の措置に至った。
負債総額は約3億7000万円の見通しである。
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