奈良県下市町に本拠を置く食品製造業の「株式会社オーカワ」は、8月9日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任して自己破産申請の準備に入ったことが明らかになった。
1964年に創業した同社は、こんにゃくを中心に胡麻豆腐、ところてん、和風デザートなどの製造・販売を手掛け、東京、名古屋、大阪、広島に営業拠点を設けるなど事業を拡大してきた。しかし、こんにゃく需要の落ち込みによる売上減で業績が悪化。加えて、積極的な設備投資による借入金が資金繰りを圧迫したほか、一部食品の不良により自主回収を余儀なくされたことで、事業継続が困難となり、今回の措置に至った。
なお、グループ会社である「大川商店株式会社」にも同様の措置が取られ、2社合計の負債総額は約43億円に上る見通しだ。
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残念美味しかったのに