信用調査会社の東京経済によると、埼玉県さいたま市に本拠を置く電気設備工事の「株式会社翠屋施工」は、7月26日付で事業を停止し、事後処理を弁護士に一任することが明らかになった。今後、自己破産を申し立てる予定。
2013年設立の同社は、大手設備工事会社や建設会社などを取引先として、電気設備工事などを主力に事業を展開。近年は営業所を複数開設し、事業拡大を進めていた。しかし、低採算工事の増加や新型コロナウイルス感染症の影響による受注の急減により業績が悪化。多額の借入金を抱え、資金繰りが悪化したため、事業継続が困難と判断した。
負債総額は約11億円の見込みであり、関係各社に大きな影響を与える可能性がある。
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