信用調査会社の東京経済によると、東京都杉並区に本拠を置く食品企画・販売の「株式会社福楽得」が、7月31日付で東京地方裁判所へ自己破産を申請し、倒産したことが明らかになった。
1987年に設立された同社は、くるみ・ナッツ類やあたりめなどの自社ブランドを中心とした乾燥珍味の企画・販売を主力に事業を展開していた。
しかし、業績の低迷が続く中で、新型コロナウイルス感染症の影響による売上の落ち込みや、為替の円安進行に伴う採算の悪化が重なり、資金繰りが逼迫。これ以上の事業継続が困難と判断し、今回の措置に至ったという。
負債総額は約9億2000万円にのぼる見通しである。
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