東証スタンダード・名証メイン上場の産業用樹脂ベルトや研磨部材を製造する「ポバール興業」は、韓国子会社「ポバール・デバイス・コリア」の工場を2025年3月末で閉鎖し、韓国から撤退することを発表した。
2006年に操業を開始した同子会社は、ディスプレイ用研磨部材の製造を主力とし、韓国の大手ディスプレイパネルメーカーの成長とともに事業を拡大してきた。しかし、近年ではパネル市場の中心が中国に移り、受注が減少したことで業績が低迷。今後の採算確保も難しいと判断され、今回の撤退が決定された。
今後は、生産を中国の子会社に集約し、事業の効率化を図る方針だという。
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