福岡県北九州市に本拠を置く風力発電事業「株式会社エヌエスウインドパワーひびき」は、7月30日付で福岡地方裁判所小倉支部から特別清算の開始決定を受けたことが明らかになった。
2002年に「新日本製鐵」と「日本風力開発」の出資で設立された同社は、2003年3月に北九州市の響灘地区で風力発電事業を開始し、風車10基の運用を行っていた。発電した電力を九州電力に売電することで事業を展開していたが、事業開始から20年が経過したことで設備の老朽化が進み、メンテナンスや修理が頻繁に必要となるなど、運用コストの増加が深刻な問題となった。
そのため、同社は2023年6月に事業を終了し、風車の撤去などの事後処理を進めていた。負債総額は約10億1000万円に達する見通しだ。 #倒産 #特別清算 #福岡県 #北九州市 #発電 #老朽化
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