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第一生命、社員に「セカンドキャリア支援」導入 DX推進で人材多様化を加速

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第一生命グループ(代表取締役社長 CEO:菊田徹也)は、次代を担う人材戦略の一環として、50歳以上かつ勤続15年以上の社員を対象に「セカンドキャリア特別支援制度」を導入することを決定した。これにより社員が会社外でのキャリアを築きやすい環境を提供し、多様な働き方を後押しする考えだ。同グループは2024年度から始動した中期経営計画に基づき、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進を含むビジネスモデル変革を掲げており、成長に不可欠な人材多様化をさらに加速させる構えである。

同制度の背景には、グローバル化や技術革新が進む中で、保険業にとどまらない新規事業や海外展開の加速が求められる環境変化がある。第一生命グループは、2030年に向けた成長戦略の一環として、国内外事業の拡大や非保険領域での事業拡張、生産性向上を実現するため、社員一人ひとりのスキル向上と柔軟なキャリア形成を支援し、企業全体の資本効率を高める意向だ。

この制度は、第一生命グループに勤める50歳以上、勤続15年以上の社員を対象に、通常の退職金に加え、最大で月例基本給の48カ月分に相当する特別支援金が支給される仕組みだ。募集人数は約1,000名を予定し、募集期間は2025年1月20日から同月31日までで、退職日は同年3月31日となっている。また、希望する社員には再就職支援も提供する。これにより、人生100年時代を見据えたキャリアの柔軟な選択を可能にし、社外でも培った知識とスキルを発揮できるようサポートする考えだ。

項目内容
制度名セカンドキャリア特別支援制度
実施目的DX推進、人材多様化、スキル向上、2030年に向けたビジネスモデルの変革と社員のキャリア支援
対象者第一生命保険株式会社と雇用契約を結ぶ50歳以上かつ勤続15年以上の社員(出向者も含む、一部社員を除く)
退職日2025年3月31日
募集人数約1,000名
募集期間2025年1月20日から2025年1月31日まで
優遇措置・通常の退職金に加え、最大48ヶ月分の月例基本給相当の特別支援金を支給
・再就職支援(希望者のみ)
業績への影響2025年3月期第4四半期に特別損失として計上予定、通期連結業績予想には影響なし

なお、この「セカンドキャリア特別支援制度」による費用は、2025年3月期第4四半期において特別損失として計上する予定だが、グループの業績予想には影響を及ぼさない見通しで、同日発表された2025年3月期第2四半期決算短信においても、通期連結業績予想は変更がないとされている。 #第一生命 #人員削減 #ビジネス

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