株式会社ラバブルマーケティンググループ(東証グロース・9254)は11月18日、2024年10月期の通期業績予想を上方修正した。SNSマーケティング支援の販売好調に加え、業務効率化とコスト抑制が進み、連結売上高、営業利益、経常利益ともに予想を超える見通しとなった。
当期の売上高については、2023年12月時点で公表された2,000百万円から2,150百万円へと7.5%増加する見込みだ。背景には、スマートフォンやインターネットの普及に伴い、企業のデジタルマーケティング活動が拡大する中、同社が提供するSNSマーケティングサービスの需要が急増したことがある。また、東南アジアからのインバウンド関連サービスの販売が伸びたことも寄与している。
利益面でも大幅な増加が見込まれる。営業利益は前回予想の100百万円から130百万円へと30%増加、経常利益も100百万円から140百万円へと40%増加する見込みだ。同社は生成AIの活用を通じた業務効率化とコストコントロールを進め、支出が期初想定よりも抑えられたことが利益増に貢献している。また、為替差益として11百万円が計上されたことも経常利益の押し上げ要因となっている。
項目 | 前回発表予想 | 今回修正予想 | 増減額 | 増減率(%) | 前期連結実績(2023年10月期) |
---|---|---|---|---|---|
連結売上高(百万円) | 2,000 | 2,150 | 150 | 7.5 | 1,025 |
連結営業利益(百万円) | 100 | 130 | 30 | 30.0 | 22 |
連結経常利益(百万円) | 100 | 140 | 40 | 40.0 | 25 |
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) | 60 | 60 | 0 | 0.0 | 9 |
1株当たり連結当期純利益(円) | 41.47 | 41.47 | – | – | 6.76 |
親会社株主に帰属する当期純利益は据え置かれる。繰延税金資産の回収可能性の精査が必要とされており、現在の見通しでは変更がない。ただし、今後公表すべき事項が発生した場合には速やかに開示する方針だ。
なお、今回の修正は現時点での入手可能な情報に基づいて行われており、業績の実績値は今後の要因によって異なる可能性があるとしている。 #業績 #ビジネス