株式会社コンフィデンス・インターワークス（以下、コンフィデンス）は11月19日、取締役会において連結子会社である株式会社Dolphinの全保有株式を譲渡することを決定したと発表した。これに伴い、2025年3月期の連結業績予想を上方修正し、純利益が前回予想よりも約2億円増加すると見込まれている。譲渡実施日は12月2日を予定している。
今回の株式譲渡により、Dolphinに対する関係会社株式評価損が税務上損金算入され、法人税等の負担が軽減されることが背景にある。この結果、純利益予想は8億8,200万円から10億8,200万円に、1株当たり当期純利益は140円から172円に上方修正される見込みだ。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 株式譲渡の決定 | 11月19日、取締役会で株式会社Dolphinの全保有株式を譲渡することを決定 |
| 譲渡実施日 | 2024年12月2日予定 |
| 業績予想修正 | 純利益が前回予想より約2億円増加 |
| 修正後の純利益予想 | 8億8,200万円 → 10億8,200万円 |
| 修正後の1株当たり当期純利益 | 140円 → 172円 |
| 株式譲渡の背景 | 税務上、関係会社株式評価損の損金算入で法人税等負担が軽減 |
| Dolphinの事業内容 | 求職者向けメディア運営 |
| Dolphinの譲渡先 | 株式会社chestnuts（東京都品川区、2024年10月設立） |
| 譲渡理由 | 合併により「メディア＆ソリューション」事業が追加され、Dolphinの独自事業拡大が困難と判断 |
| 今後の方針 | 税負担軽減とリソース効率化を通じ、プロフェッショナル人材支援を軸に事業運営の効率化と成長加速を目指す |
Dolphinはコンフィデンスが2018年にメディア事業展開の一環として子会社化した企業であり、求職者向けメディア運営を主力に成長を図ってきた。しかし、近年の合併により「メディア＆ソリューション」事業が新たに追加されたことや、コンフィデンスが培ってきたメディア運営ノウハウの統合が進展し、Dolphin単独での事業拡大が難しいと判断。コンフィデンスは成長戦略とリソース配分を見直した結果、Dolphin株式の譲渡が最良と結論付けた。
譲渡先は今年10月に設立された株式会社chestnuts（東京都品川区）であり、Dolphinのメディア事業は今後、chestnutsのもとで新たな事業展開を目指すこととなる。
今回の譲渡により、Dolphinへのリソース分散が解消されるだけでなく、税負担の軽減によって経営効率の向上も期待される。コンフィデンスはプロフェッショナル人材の支援を軸に、さらなる効率化と戦略的な事業運営を進め、成長を加速させる構えだ。 #業績 #ビジネス
