東京海上ホールディングスは11月19日、2024年9月30日を基準日とする中間配当を1株あたり81円とする決議を取締役会で承認した。同時に、当初予定の年間配当予想159円を162円に上方修正し、株主還元を一段と強化する姿勢を示した。
東京海上は、株主還元を重視する方針のもと、利益成長に応じて配当を持続的に引き上げる方針を掲げてきた。今回の増配決定は、当期の業績予想が堅調に推移していることを反映し、株主還元に対するさらなる積極姿勢を明確に示すものだ。2024年9月30日を基準日とした中間配当は1株あたり81円とされ、期末配当も同額の81円を見込む。この結果、年間配当は162円に達し、前回予想の159円を3円上回る形となった。
項目 | 今回決定額 | 直近の配当予想(2024年8月6日発表) | 前期実績(2024年3月期) |
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基準日 | 2024年9月30日 | 同左 | 2023年9月30日 |
1株当たり配当金 | 81.0円 | 79.5円 | 60.5円 |
配当金総額 | 158,072百万円 | – | 119,627百万円 |
効力発生日 | 2024年12月10日 | – | 2023年12月4日 |
配当原資 | 利益剰余金 | – | 利益剰余金 |
項目 | 第2四半期末 | 期末 | 合計 |
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前回予想(2024年8月6日発表) | 79.5円 | 79.5円 | 159.0円 |
今回修正予想 | – | 81.0円 | 162.0円 |
当期実績 | 81.0円 | – | – |
前期実績(2024年3月期) | 60.5円 | 62.5円 | 123.0円 |
また、直近の配当予想が発表された2024年8月6日では、第2四半期末と期末のそれぞれで1株あたり79.5円、年間計159円の見通しであったが、今回の修正により第2四半期の実績は81円、期末も81円に変更された。配当金総額は1,580億7,200万円に上り、利益剰余金から支払われる予定だ。発行会社によると、この中間配当の効力発生日は2024年12月10日となる。
東京海上は、配当の増額を通じて利益成長に基づく株主還元をさらに加速し、引き続き株主価値の向上に努める方針だ。 #業績 #ビジネス