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SOMPOホールディングス、業績予想を上方修正 堅調な政策株式削減と有価証券売却益増で期末配当も引き上げ

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SOMPOホールディングス株式会社(8630)は19日、2025年3月期の通期業績予想および期末配当予想をそれぞれ上方修正することを発表した。2024年5月に発表した前回予想からの変更点は、主に連結子会社である損害保険ジャパン株式会社における政策株式の売却が進展し、投資有価証券の一部売却益も加わったため。これらの結果、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益が大幅に向上すると見込まれている。

発表によれば、今回の修正では2025年3月期の通期業績予想において経常利益が前回予想の3,200億円から5,500億円に、親会社株主に帰属する当期純利益が2,300億円から4,000億円にそれぞれ上方修正された。これにより、前回予想からの増加率は経常利益で71.9%、当期純利益で73.9%に達し、1株当たり純利益も232円88銭から412円27銭へと大幅に引き上げられた。

1. SOMPOホールディングス 2025年3月期 通期業績予想(連結)の修正

項目前回予想(2024年5月発表)今回修正予想増減額増減率
経常利益3,200億円5,500億円+2,300億円+71.9%
親会社株主に帰属する当期純利益2,300億円4,000億円+1,700億円+73.9%
1株当たり当期純利益232円88銭412円27銭

2. 損害保険ジャパン 2025年3月期 通期業績予想

項目前回予想今回修正予想増減額増減率
正味収入保険料22,700億円22,470億円△230億円△1.0%
経常利益1,850億円3,610億円+1,760億円+95.1%
当期純利益1,570億円2,880億円+1,310億円+83.4%

3. 2025年3月期 期末配当予想の修正

項目前回予想今回修正予想増減額
第2四半期末56円00銭56円00銭
期末56円00銭76円00銭+20円
年間合計112円00銭132円00銭+20円

今回の業績予想の上方修正には、同社が株主還元策の一環として進めている政策株式削減が計画以上に順調に推移していることが大きく寄与している。また、保有する一部の投資有価証券を売却したことにより、有価証券売却益が見込みを上回った。この背景から、SOMPOホールディングスは、損害保険ジャパンの通期業績予想についても経常利益が1,850億円から3,610億円、当期純利益が1,570億円から2,880億円に引き上げられたことを明らかにした。

さらに、株主還元に関しても修正が発表された。従来の配当予想では期末配当金を1株当たり56円とする見込みだったが、これを76円に増額する。これにより、2025年3月期の年間配当金は1株当たり132円となる見通しだ。同社は、財務の健全性を維持しつつ成長事業分野への投資を進め、資本効率の向上を図りながら、安定的な配当の実施を継続していくとしている。

なお、今回の予想は現在得られている情報をもとに作成されたものであり、今後の経済状況や市場動向など様々な要因により変更される可能性があることにも言及された。 #業績 #配当 #ビジネス

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