北海道札幌市に本拠を構える飲食業の「株式会社コネクト・北海道」が、11月13日付で札幌地方裁判所から破産手続きの開始決定を受け、倒産したことが明らかになった。報道機関の調査によれば、同社の負債総額は約1億4000万円にのぼる見通しだ。
2013年の設立以降、株式会社コネクト・北海道は飲食店プロデュースや北海道物産事業に注力し、2017年には「千歳アウトレットモール・レラ」に飲食店をオープン。さらに翌年には札幌市内にも店舗展開を進めるなど、地域密着型の事業拡大を図ってきた。しかし、飲食店業界に打撃を与えた新型コロナウイルスの感染拡大により客足が減少し、収益が大幅に悪化したという。
さらに、感染拡大後の原材料費や運営コストの上昇が同社を直撃し、採算の悪化により資金繰りが困難となったことから、今回の破産に至ったとみられる。
同社の破産は、コロナ禍で厳しい状況が続く地方飲食業者の経営リスクが浮き彫りになった形だ。 #北海道 #札幌市 #倒産