東京都港区に本拠を構える旧ビッグモーターこと「株式会社BALM」(旧商号:株式会社ビッグモーター)が12月2日、東京地方裁判所に民事再生法適用を申請したと発表した。1976年に山口県岩国市で創業された同社は、「ビッグモーター」のブランド名で中古車販売を軸に事業を拡大。積極的なM&Aを武器に全国展開を進め、最盛期には約300店舗を構え、2021年9月期には売上高4500億円超を計上した。
しかし、同社を取り巻く環境は一変。不正行為が相次いで明るみに出たことで顧客と取引先からの信頼を大きく失った。損害保険会社に対する修理代金の水増し請求や、顧客車両への故意の損傷行為が次々と報じられ、事業の根幹を揺るがすスキャンダルへと発展。これにより市場からの評価が急降下し、経営は悪化の一途を辿った。
その後、全事業を新設分割によって設立された「株式会社WECARS」に移管し、残された「BALM」は商号を変更したうえで債務整理を進めてきた。だが、債権者への弁済計画策定が難航するなか、今回の民事再生法適用申請という結論に至った。
同社の負債総額は約800億円に上る見通し。膨らみ続ける債務を抱えながら、再建への道のりは険しいものとなりそうだ。不正の代償として背負った重い十字架が、同社の行く末にどのような影響を与えるのか注目される。 #民事再生 #不正
晴天

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