I-ne、中国子会社を解散へ 市場環境悪化で経営資源を最適化

化粧品メーカーのI-ne(大阪市)は20日、中国での子会社である艾恩伊(上海)化妆品有限公司(I-ne上海)を解散し、清算手続きを進めることを決定した。同日開催の取締役会で正式に決議され、事業環境の悪化に対応する形となる。

I-ne上海は、中国国内で同社ブランドの化粧品を展開していたが、近年の市場環境の悪化が経営に影響を与えていた。同社は「グループ全体の経営資源を最適化するため、総合的に判断した結果」としている。

I-ne上海の経営不振が背景

I-ne上海は2020年7月に設立され、化粧品や美容関連商品の企画・販売を手掛けていた。資本金は9億5000万円で、I-neが全額を出資。上海市静安区に本社を構えていたが、設立からわずか4年で撤退の道を選んだ形だ。

直近の経営成績では、2023年12月期の売上高が3億1600万円にとどまり、営業損失は5億6400万円の赤字を計上。3期連続で営業赤字を抱えており、純資産もマイナス7億2100万円と悪化していた。

現地法令に従い清算へ

解散および清算の日程は未定だが、現地法令に基づき必要な手続きを進める予定。清算が完了次第、子会社は正式に解散となる見通しだ。

I-neは「解散による業績への影響は軽微」と見込むが、損失額については現在精査中で、今後の発表を予定している。

同社は「中国市場からの撤退は経営資源をより成長性の高い市場に集中させる狙いがある」としており、今後は東南アジアや米国などでの販売拡大に力を入れる方針だ。 #業績 #解散

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