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東証上場のバロックジャパン、業績予想大幅下方修正 営業利益81.1%減少

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株式会社バロックジャパンリミテッド(東証プライム・コード番号:3548)は14日、2025年2月期の通期業績予想を大幅に下方修正した。主力ブランドの売上減少や海外市場での厳しい事業環境が影響し、営業利益や経常利益が大幅に悪化。最終的に10億9000万円の純損失を計上する見通しを明らかにした。一方で、年間配当予想の38円については変更しない方針を示している。

同社の修正後の業績予想によれば、売上高は当初予想の632億円から577億円へと約8.8%減少する見通しだ。営業利益は23億5000万円から4億4300万円へと実に81.1%減少。経常利益は6億7600万円の赤字となり、最終損益は10億9000万円の赤字に転落するとしている。一株当たりの純利益も、前回予想の33.42円からマイナス30.31円に修正された。

2024年2月期の実績と比較すると、売上高は602億円、営業利益は19.54億円、純利益は9.45億円を記録しており、今回の修正予想はこれらの実績を大きく下回る水準となる。

業績悪化の主要因として、同社は国内事業の失速を挙げている。主力ショッピングセンターブランドの客数減少が売上総利益の低下を招いたほか、商品評価損の計上も響いた。さらに、従業員待遇の改善やEC強化に伴う広告宣伝費の増加、システム関連費用の上昇が販売管理費を押し上げ、営業利益を圧迫した。

海外市場においても厳しい状況が続いている。中国では、不採算店舗の閉鎖を進めたものの、地方都市を中心に個人消費の冷え込みが予想以上に深刻で売上の回復が鈍化。米国事業は増収増益を達成したものの、グループ全体を支えるには至らなかった。 #業績 #赤字

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