【清算】日本ピグメントHD、中国子会社に7億7300万円の債権放棄

化学メーカーの日本ピグメントホールディングス(東証スタンダード、4119)は14日、中国・天津の連結子会社「天津碧美特工程塑料有限公司」への貸付金など計733百万円の債権を放棄すると発表した。昨年8月に決定した同社の解散手続きの一環とみられる。

 天津碧美特は樹脂コンパウンドおよび樹脂用着色剤の製造販売を手掛けるが、近年の業績は低迷。2024年9月末時点で総資産18,941千人民元(約39.2億円)に対し、純資産はマイナス32,682千人民元(約67.7億円)と債務超過に陥っていた。こうした財務状況を踏まえ、同社の清算に向けた動きが加速している。

 今回の債権放棄は、日本ピグメントHDが同社に行っていた資金援助の一部を取り消す形となる。 貸付金や未収入金を中心とする債権は総額733百万円にのぼるが、過年度に303百万円、当期に430百万円を特別損失およびその他費用として計上済みのため、すでに財務的な影響は織り込み済みとみられる。

 一方で、同社の連結決算においてはこの債権放棄の影響は相殺されるため、業績への直接的な影響はないと説明する。今後は現地の法令に基づき、清算手続きが進められる見通しだ。

 日本ピグメントHDは100%子会社として天津碧美特を所有し、5名の役員を派遣している。中国市場における事業環境の変化や景気低迷が影響し、同社の清算という判断に至ったとみられる。 #ビジネス #清算 #中国

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