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アクアライン、第3四半期は赤字継続 通期黒字化見込むも課題山積

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株式会社アクアライン(東証スタンダード・6173)は21日、2025年2月期第3四半期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比24.5%減の27億66百万円となり、営業損失は3億39百万円(前年同期は3億30百万円の損失)、経常損失は3億31百万円(前年同期は3億15百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1億87百万円(前年同期は3億78百万円の損失)となった。

水まわりサービス支援事業、低迷続く

同社の主力である「水まわりサービス支援事業」は、加盟店支援の強化を進めたものの、現場サービススタッフの減少や、半導体不足による水まわり商品の納品遅延が影響し、業績は低調に推移。売上高は前年同期比8.7%減の19億16百万円、営業損失は3億9百万円(前年同期は3億83百万円の営業損失)となった。

広告メディア事業も、タウンページを中心とした広告掲載での集客が振るわず、売上高は21.3%減の2億63百万円、営業損失は8千2百万円(前年同期は4千3百万円の営業損失)と赤字幅が拡大した。

一方で、ミネラルウォーター事業は、新型コロナウイルス関連の需要減少や事業売却の影響で、売上高が前年同期比52.3%減の5億87百万円となったが、営業利益は5千2百万円(前年同期比45.3%減)と黒字を維持した。

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財務状況は依然厳しく、債務超過に

2025年2月期第3四半期末時点の総資産は前期末比3億91百万円減の11億13百万円。自己資本はマイナス2億79百万円となり、前期末(マイナス9百万円)からさらに悪化。自己資本比率はマイナス25.1%(前期末はマイナス0.6%)と債務超過に陥っている。

流動負債は13億円超に達しており、短期借入金が2億円増加。一方で、買掛金や1年内返済予定の長期借入金、未払金が減少しているが、依然として資金繰りは厳しい状況が続く。

通期は黒字見込みも、不確実性は高い

同社は2025年2月期の通期業績予想について、売上高39億42百万円(前年同期比18.6%減)、営業利益83百万円(前年同期は赤字)、経常利益85百万円、純利益は1億16百万円と黒字転換を見込んでいる。ただし、「現在数値を見直し中であり、業績予想の修正を予定している」としており、今後の動向が注目される。 #業績 #ビジネス #赤字

(1百万円 = 1,000,000円)(1億円 = 100,000,000円)

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