IACEトラベル、東証スタンダードに上場 出張支援に特化し増益路線 クラウド型手配システム「Smart BTM」が成長けん引

ビジネストラベル支援事業を展開するIACEトラベル(東京・千代田、コード番号:343A)は7日、東京証券取引所スタンダード市場に新規上場した。同社は、法人向けの出張手配管理(BTM=ビジネストラベル・マネジメント)を主軸に、官庁対応や個人旅行、米軍関係、海外子会社による法人サポートなどを幅広く手掛けている。

発表によると、2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高が前期比9.5%増の26億5,100万円、営業利益が同34.2%増の5億7,100万円、経常利益が同27.5%増の5億4,500万円、純利益は同12.3%増の3億8,700万円を見込んでいる。とりわけ営業利益の大幅な伸びが目を引く。

出張手配の主力サービス「Smart BTM」が順調に顧客を獲得しており、月間利用企業数は1,100社超と堅調に増加。クラウド型のオンライン予約システムと人的支援を組み合わせた「ハイブリッドサービス」が、煩雑な出張業務の効率化を求める法人ニーズを的確にとらえている。

第3四半期(2024年4月〜12月)までの連結累計実績でも、売上高は前年同期比7.6%増の19億3,500万円、営業利益は同23.8%増の4億2,800万円、経常利益は同18.6%増の4億1,300万円と好調に推移した。ただし、四半期純利益は前年同期比15.2%減の2億8,700万円にとどまった。円安や燃料高騰、法人税負担の増加が影響したとみられる。

同社は官公庁職員向けの出張支援サービスや、在日米軍向け旅行手配、カナダ・メキシコ拠点での法人対応サービスなども展開。直近では、メキシコ法人の業績が堅調で、海外部門の貢献度が高まっている。今後は、国内BTM市場におけるシェア拡大に加え、海外拠点のさらなる活用による多極化戦略を進める。

また、2025年1月には株式の2分割を実施。流動性向上と投資家層の拡大を狙い、分割後の発行済株式数は380万株となった。配当については無配を継続するが、財務体質は良好で、自己資本比率は59.0%と堅実な水準を維持している。 #事業 #ビジネス #ニュース

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