グーグル、各国ドメインの役割を終了へ 検索体験を一本化、国別サイトは段階的にリダイレクト

米グーグルは15日、従来各国に向けて展開していた国別ドメイン(ccTLD)を今後廃止し、すべてのユーザーを米国本体の「google.com」へ順次リダイレクト(自動転送)する方針を明らかにした。対象となるのは、ナイジェリア向けの「google.ng」やブラジル向け「google.com.br」など、各国コードを用いたトップレベルドメイン(ccTLD)で構成されたサイト群。数カ月をかけて段階的に実施されるという。

同社によれば、これまでは各国のユーザーに対してより的確なローカル情報を提供する目的で、ccTLDによる地域ごとの区分けを行っていた。しかし、2017年以降、同一のURL(たとえばgoogle.com)を用いても、ユーザーの位置情報や検索履歴などに基づいて地域最適化された検索結果が提供できるようになったという。

この技術的進歩を背景に、ドメインの使い分けはすでにその役目を終えたと判断。結果として、ccTLDを維持する必要性がなくなり、今後はgoogle.comへの統一がなされることになった。

ただし、今回の措置はあくまでアドレスバーに表示されるドメイン名の変更にとどまり、検索エンジンそのものの仕組みや、各国の法令に基づく対応(削除請求や検閲等)に影響を与えるものではないと強調している。

この移行に伴い、一部のユーザーには検索設定を再構成するよう促される可能性もあるとしており、利便性の向上を目指すとしつつも、変更に際しての注意喚起も呼びかけている。

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