江戸の食文化と発酵技術を現代に蘇らせた新たな和食のスタイルが、東京・浅草に誕生する。創業230年の漬物専門店「株式会社河村屋」(本社・埼玉県さいたま市、代表取締役・染谷静香氏)は、浅草店の2階に新たな飲食空間「江戸の茶屋 八重乃香(やえのか)」を5月16日に開業する。開業日は、江戸の情緒を今に伝える「浅草三社祭」の初日と重なる。


河村屋は、江戸後期の文化・文政時代から続く漬物の老舗として知られ、長年にわたり発酵文化の継承と革新を担ってきた。今回開設される「八重乃香」は、江戸の茶屋文化を基調に、熟成漬物や旬の野菜を使った小鉢、漬物寿司、自家製のぬか漬けなどを提供。季節限定の甘味として、発酵あんこや雑穀入りの汁粉、米麹で仕上げた野菜のかき氷なども用意され、発酵の妙味を幅広く味わえる構成となっている。
施設内には、趣あるカウンター席に加え、小上がり座敷も併設。浅草の町並みを眼下に、香の物と日本茶、選び抜かれた日本酒とともに、町のにぎわいや季節のうつろいを五感で楽しめる空間が演出されている。

染谷代表は「ただの食事処ではなく、日本の伝統的な食文化を体験できる場所にしたい。観光の合間に江戸の心に触れてもらえれば」と語る。
なお、開業日を含む浅草三社祭の開催期間(5月16日〜18日)は、オープン記念として飲食スペースが開放される予定で、予約不要でも入店可能となる。ただし、食事の予約客が優先となるため、混雑時には入場を制限する場合もあるという。
「江戸の茶屋 八重乃香」の営業日は金曜から日曜まで。営業時間は午前11時30分から午後5時まで(ラストオーダーは午後4時30分)。場所は台東区浅草1丁目22番8号 河村屋ビル2階。問い合わせは03-5806-0266まで。席の予約はGoogleマップ上でも受け付けている。
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