高速(7540)、清和と高速シーパックを再編 通販と製造の一体運営へ

株式会社高速(東証プライム・コード7504)は5月16日、完全子会社である株式会社清和と高速シーパック株式会社の間で、株式交換によるグループ内再編を実施することを明らかにした。今回の再編により、高速シーパックは清和の完全子会社となる見通しで、効力発生日は7月1日を予定している。

高速では、中期経営計画の第2フェーズにおいて既存ビジネスの成長戦略を掲げており、その一環として今年4月には、高速シーパックのラベル製造事業を分割し、高速シーリング株式会社を新設した。今回の組織再編は、それに続く第二段階として実施されるものとなる。紙器製造を担う高速シーパックと、パッケージ通販事業を展開する清和を垂直統合的に組み合わせることで、事業間のシナジーを生み出し、成長の持続性を確保する狙いがある。

株式交換は無対価で行われ、株式の割当てや金銭の交付、新株予約権などは伴わない。いわば社内的な再配置に近い形で、表面的な資本構成の変更は伴わないものの、グループ内部の連携と効率化を重視した再編として注目される。

清和は1955年設立の包装資材製造会社で、2024年度の売上高は52億円超、営業利益は2億円を超えている。一方、高速シーパックは1966年設立で紙器の製造を専門としており、売上高は26億円、営業利益は約1億円と、いずれも堅調な業績を維持している。代表者は両社とも大田衛氏が務めており、経営体制の一体化がすでに進んでいることも、今回の再編を円滑に後押しする要素となったようだ。

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