大手ITサービス企業・SCSK株式会社(東証プライム上場、コード番号9719)は5月19日、同社の連結子会社であるネットワンシステムズ株式会社が補助参加していた民事訴訟について、東京地裁の仲介により和解が成立し、解決に至ったと発表した。
この訴訟は、2020年3月に発覚したネットワン元従業員らによる「納品実体のない架空取引」に端を発するもので、原告であるみずほ東芝リース株式会社が、契約相手だった日鉄ソリューションズ株式会社に対し、解約違約金として109億2668万余円の支払いを求めて東京地裁に提訴していた。
ネットワンシステムズは、同訴訟において被告側からの訴訟告知を受け補助参加。裁判所からの和解勧告を受け入れる形で、原告のみずほ東芝リースに対して40億円の和解金を支払うことで、訴訟は終結する運びとなった。
訴訟の対象となったのは、ネットワン元社員による不正に起因するとされるリース契約で、日鉄ソリューションズは、万が一敗訴した場合、ネットワンに対し使用者責任を問う構えを示していた。
SCSK側は今回の和解について、「和解条件の妥当性と、さらなる訴訟の長期化による経済的・人的コストを総合的に勘案した」と説明し、合理的な損失額についてはすでに負債として計上済であり、連結業績への影響はないとしている。
コメント