セガ、女子中高生に“理系の扉”開く 『ぷよぷよ』活用のSTEM体験講座を今夏開催へ 都の「Girls Meet STEM」に参画

ゲーム開発大手の株式会社セガ(本社:東京都品川区、社長執行役員COO:内海州史)は21日、東京都および公益財団法人山田進太郎D&I財団が主催する女子中高生向けSTEM教育支援プログラム「Girls Meet STEM in TOKYO」に参画し、2025年7月24日(木)にオフィスツアーを開催することを明らかにした。参加申し込みは同日より受付が開始される。

画像:株式会社セガ提供

STEMとは、科学・技術・工学・数学の頭文字を取った教育分野の略称であり、次世代の高度人材育成を見据えた重点政策領域とされる。女性の進出が依然として限定的なこの分野に対し、東京都は2022年度から都内在住・在学の女子中高生を対象に、企業訪問型の体験プログラムを展開してきた。2024年度からは、メルカリ代表の山田進太郎氏が設立したD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)財団と連携し、さらなる事業拡充に乗り出している。

今年度は、セガを含む50社以上が本プログラムに協力する予定。セガのオフィスツアーでは、自社の看板タイトルであるアクションパズルゲーム『ぷよぷよ』を教材に用いたプログラミング講座のほか、実際にゲーム開発に携わる女性エンジニアらとの座談会も実施される。会場は同社本社(東京都品川区・大崎ガーデンタワー)で、保護者の同伴も可能だ。

■“理系女子”育成へ企業が一丸

「Girls Meet STEM in TOKYO ~女子中高生向けオフィスツアー~」は、2025年夏休み期間を活用した二部構成となっており、第1弾は7月19日から8月17日まで(申込締切:6月24日)、第2弾は8月18日から8月31日まで(申込締切:7月25日)の日程で、都内各所の民間企業で実施される。参加費は無料(交通費等は自己負担)で、定員を超えた場合は抽選となる。

応募は都の男女平等参画サイトまたは、山田財団の特設ページから行える。

■“遊び”から“学び”へ セガの挑戦

今回セガが提供するプログラムは、エンタメ企業ならではの工夫が凝らされている。『ぷよぷよ』を用いたプログラミング講座は、直感的なゲーム体験を通じて論理的思考やアルゴリズム理解を育む設計であり、座談会では現役の女性開発者が「理系の道」を選んだ背景や仕事のやりがいについて直接語る機会が用意されている。

セガ広報は「ゲームの裏側にある“創る楽しさ”や、“数学が仕事に活きる”という感覚を知ってもらえれば」と期待を寄せる。

■山田進太郎財団、STEM分野のジェンダー格差是正に注力

今回のプログラムを支える山田進太郎D&I財団は、2021年に設立され、STEM領域におけるジェンダーギャップ解消を掲げた助成・支援活動を展開してきた。中高生女子を対象とした奨学金や体験プログラムの提供を通じて、多様なロールモデルと出会う機会を創出し、理系進路への心理的障壁の除去に取り組んでいる。

財団の山田代表は、「科学の世界に性別の壁はない。ただし、“見えない壁”を取り払う努力は必要」と述べ、教育と現場体験の両輪による改革の重要性を訴える。

■問い合わせ・応募先

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