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イラン、イスラエルへ報復ミサイル数百発 テルアビブ直撃で市街壊滅 ネタニヤフ首相は国外退避か ホルムズ封鎖も表明し中東情勢緊迫

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中東に再び戦火が広がっている。イスラエル国防軍は14日未明(現地時間13日深夜)、イランが数百発規模の弾道ミサイルを発射し、イスラエルの中枢都市テルアビブなどが直撃を受けたと発表した。SNS上には空を裂く迎撃ミサイルの閃光、地上から立ち上る爆炎の映像が次々と拡散され、現地市民のパニックぶりが鮮明に記録された。

商都テルアビブが戦場に 迎撃と着弾が交錯

イスラエル防衛システム「アイアンドーム」「アロー2/3」は稼働し、多くのミサイルを迎撃するも全てを防ぎきれず。テルアビブ中心部では高層ビル街に爆発が発生し、一部では炎が夜空を照らす事態となった。現地映像には空を縦横に走る迎撃弾の軌道、建物への着弾後の閃光が克明に映し出されている。

米国防総省もイスラエルへの迎撃支援を開始。一方で、イラン最高指導者ハメネイ師は「シオニスト体制(イスラエル)を崩壊させる」と国営テレビで断言しており、報復の連鎖は一段と深刻な段階に突入した。

「ネタニヤフ国外逃亡」説が飛び交う

緊張が極限に達する中、13日午後にはネタニヤフ首相がテルアビブのベングリオン空港から政府専用機でギリシャ方面へ向かったとする報道がX(旧Twitter)上で爆発的に拡散。イスラエル空軍の戦闘機2機が護衛していたとの目撃情報も投稿された。現時点でイスラエル政府からの公式声明はなく、所在や意図を巡って憶測が飛び交っている。

AI動画、フェイク、錯綜する情報 BBCは「基地攻撃警告」を報道

今回の事態では、情報の信頼性を巡っても混乱が起きている。SNS上には生成AIによる爆発映像や誤情報とみられる戦闘機撃墜説などが氾濫。著名な軍事アカウントは「イスラエルの迎撃ミサイルが成層圏外でイラン弾道ミサイルを撃墜」とする映像を公開する一方、BBCは「イランが英国・米国・フランスの地域内基地を標的にすると警告」と報じ、事態の国際化を懸念させた。

また、イスラエル軍の報復も始まっており、イラン西部の複数の拠点に対するピンポイント空爆が確認されている。一方で、イランは都市部への無差別攻撃を行っており、民間人を多数巻き込む様相を呈している。

ホルムズ海峡を封鎖 海上貿易に重大リスク

さらにイランは、世界の原油の2割が通過するホルムズ海峡の封鎖を発表。「以後の通過は一切許可しない」と通告した。この動きはグローバルなエネルギー供給に深刻な打撃を与える可能性が高く、原油先物価格は乱高下。日本を含む各国の経済に影を落としている。

米国防当局は「イランの通告には従わない」と強調し、実際に多くの商船が依然として海峡を通過している様子が確認されている。防衛情報筋は「封鎖強行なら軍事衝突は不可避」との認識を示しており、中東における緊張は地政学的に危険な域に達している。

「第3次世界大戦」への懸念も浮上

一部の専門家や元外交官は「第三次世界大戦に発展する危険性がある」と警鐘を鳴らしており、核関連施設への攻撃や周辺国の巻き込みが現実味を帯び始めている。SNS上では「法治国家とテロ国家の違いだ」「市街地への攻撃は国際法違反だ」といった声も上がっている。

なお、在テルアビブの邦人は現在ホテル内シェルターへ避難しており、テルアビブ空港の全便がキャンセルとなるなど、交通網は事実上麻痺状態にある。日本政府は在留邦人に対し「速やかな退避準備」を促している。

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