秋田県男鹿市に本拠を置く社会福祉法人男鹿偕生会が、6月3日付で秋田地方裁判所より破産手続開始決定を受けたことが明らかになった。負債総額は1億円を超える見通し。
同法人は1982年に設立され、翌1983年には特別養護老人ホーム「偕生園」の運営を開始。以降も介護サービスの拡充に取り組み、1992年には通所型介護施設「かいせいディ・サービスセンター」、2005年には複合型居宅福祉施設「かいせい」、2010年には地域密着型介護施設「わだつみ」などを順次開設。地域の高齢者福祉を担う重要拠点として事業を拡大してきた。
しかし近年は、退職者の増加や慢性的な人材確保難に直面し、職員数の不足が深刻化。さらに利用者数の減少も追い打ちをかけ、運営資金の逼迫が続いていた。過去に実施した設備投資に伴う借入金の返済負担も重く、資金繰りの見通しが立たなくなったことから、自力再建を断念し今回の措置に踏み切ったとみられる。
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