不二サッシ、役員向け株式報酬制度で約5,277万円分を取得へ りそな銀との信託契約を締結

サッシ大手の不二サッシ(東証スタンダード、コード5940)は5日、取締役および執行役員を対象とする新たな株式報酬制度に基づき、役員向け株式給付信託を設定すると発表した。信託契約は6日に株式会社りそな銀行と締結する予定で、約5,277万円を信託し、自社株6万1,800株を取得する見通しだ。

同制度は5月14日の取締役会で導入が決議され、6月27日に開催された第44期定時株主総会で承認された。信託の受託者はりそな銀行で、同銀行は株式会社日本カストディ銀行と特定包括信託契約を締結し、再信託受託者となる。信託の管理人には、当社と利害関係を持たない第三者が就任する。

信託の期間については、特定の終了期日を設けず、制度が継続する限り有効とする方針。株式は取引所市場(立会外取引を含む)で8月6日から9月5日までの間に取得する予定で、対象となる役員には株式給付規程に基づき付与される。

同社は「株主と経営陣の利益を一層一致させ、持続的な企業価値の向上を図るための取り組み」としており、報酬体系の透明性とインセンティブ強化を進める考えだ。

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