全国にヨガスタジオを展開してきた「スタジオ・ヨギー」が破産手続きに入ったことを受け、創業者で現UTL(アンダーザライト ヨガスクール)代表取締役の倉持倫之氏が、元会員や元インストラクターらの活動の場を確保する新たなプロジェクトを始動したことが分かった。
倉持氏は2004年、UTL設立に先立ち「yoggy(ヨギー)」を創業。当初は輸入ヨガアパレル販売を構想していたが、商標の関係や男性利用の可能性を考慮し「yogini」から改称し、事業の舵をヨガスタジオ運営へと切った。第1号店は東京・原宿の竹下通りに開設。学生時代の記憶と大人の非日常感が交錯する立地は、大手アパレルの店舗開発担当者だった先輩の仲介で実現したという。内装は代々木上原のカフェや飲食店を手がけたデザイナーが担当し、「ココロとカラダに気持ちいい」空間づくりを目指した。
その後、ヨギーのティーチャートレーニング修了者がUTLの講師やスタッフとして多数参加するなど、両者は人的にも理念的にも強い結びつきを持ち続けた。ヨギー創業期のアルバイト第1号も現在はUTLの主要講師として活躍している。倉持氏は2015年7月まで株式会社ヨギーの少数株主だったが、経営には関与していなかったと説明する。
今回の破産を受け、創業当時から共に活動してきたインストラクターやスタッフらから相談を受け、新プロジェクトを立ち上げた。「悔しさや寂しさはあるが、何よりもこれまで通ってくださった会員と指導にあたったインストラクターのこれからを大切にしたい」と強調。UTLではオンライン・オフライン双方で学びと交流の場を整備し、参加者を受け入れる構えだ。
倉持氏は「ヨガは場所や形が変わっても私たちの中で息づき続ける。スタジオを失っても、学びやつながりは必ず残る。変化は痛みを伴うが、それも人生のアーサナ。心と身体を整え、新しいステージでまた会いたい」と述べた。

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