「爆盗み」投稿が物議　コスメ万引き自称のXユーザー、投稿削除も波紋広がる

SNS「X（旧Twitter）」上で、コスメ用品の写真に「爆盗み」との言葉を添えた投稿が拡散し、波紋を呼んでいる。投稿は9月26日に行われ、28日までに7,000万回以上表示されるなど大きな注目を集めたが、現在はアカウントおよび投稿ともに削除されている。

一連の投稿では、コスメを万引きしたと自称する内容が含まれており、ネット上では「窃盗行為を助長しかねない」として非難の声が相次いだ。これを受けて、内情に詳しいとみられる複数のXユーザーが、当該人物の生活圏や犯行場所を特定しようとする投稿を行っている。

情報発信によると、投稿主は東京都渋谷区近辺に在住している可能性が高く、コスメの万引き先として、世田谷区の玉川高島屋に入居するコスメショップが挙げられている。さらに、別の投稿では「これもとった！！ ろふとと紀伊国屋ごめん」との記述が確認されており、同高島屋内の紀伊國屋書店や、二子玉川ライズ内のロフトからの万引きを示唆しているとの指摘もある。

一方、編集部では、被害に遭ったとみられる株式会社紀伊國屋書店に取材を申し込んだが、28日時点で回答は得られていない。万引き行為が事実であれば、刑法第235条に定める窃盗罪に該当する可能性があり、関係店舗の対応が注目される。

SNS上では「軽い気持ちで投稿しても、犯罪自白になりかねない」「炎上で済まない」との警鐘が広がっており、犯罪行為の軽視に対する社会的批判が高まっている。