経済同友会は30日午後、代表幹事を務める新浪剛史氏(サントリーホールディングス社長)の辞任を発表した。新浪氏は、違法成分を含む疑いのあるサプリメントを購入した問題で警察の捜査を受けており、自らの責任を明確にするため辞任を申し出たという。
同日開かれた臨時理事会でこの申し出が受理され、事実上の辞任が決定した。
同友会は、今月11日に設置した会員倫理審査会で新浪氏の処遇を協議。理事や外部弁護士らで構成された審査会は、慎重な審議の末に「代表幹事としての職責を全うすることは困難」と結論づけ、辞任を勧告する報告書を同友会側に提出していた。
同友会は、30日午後4時半から都内で記者会見を開く予定で、新浪氏自身が出席し、辞任の経緯や心境を説明する見通し。経済界を代表する重責を担ってきた新浪氏の突然の辞任に、政財界関係者の間では驚きと波紋が広がっている。
新浪氏は2014年からサントリーホールディングスの社長を務め、経済同友会では2021年より代表幹事として組織を牽引。企業の社会的責任やデジタル化の推進を強く訴え、経済界の発言力強化を目指してきた。
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