人気配信者・布団ちゃん、Twitchアカウント凍結 所属チームVARRELが契約解除を発表

人気ゲーム配信者として活動していた布団ちゃんが、2025年10月20日に行った生配信中の不適切行為を理由に、動画配信プラットフォーム「Twitch」からアカウント凍結の処分を受けた。所属していたeスポーツチーム「VARREL(ヴァレル)」は同日、契約を解除したことを公式サイトで発表した。配信者本人はその後、X(旧Twitter)上で謝罪文を投稿したが、視聴者やファンの間では賛否両論が広がっている。

■ 生配信中の不適切行為でTwitchが措置

問題となったのは、布団ちゃんが10月20日に都内のカラオケ店から配信を行った際の出来事。複数の視聴者がリアルタイムで配信を視聴していたところ、泥酔状態に陥った布団ちゃんが、放送中に不適切な下半身露出行為を行ったとされる。

この行為がTwitchの「性的・わいせつ行為に関するポリシー」に抵触したと判断され、同プラットフォームは同日深夜までに布団ちゃんのアカウントを停止した。

Twitch Japanの担当者は「個別案件については回答を差し控える」とした上で、「利用規約およびコミュニティガイドラインに基づき、健全な配信環境の維持を最優先に対応している」とコメントしている。

■ 所属事務所VARRELが契約解除を発表

同日夜、所属先のVARRELは公式声明を発表し、布団ちゃんとの専属契約を解除したと明らかにした。

発表文では「当社所属タレント・布団ちゃんによる不適切な行為が確認され、コンプライアンス違反と判断したため契約を解除いたしました。ファンの皆さま、関係者の皆さまに深くお詫び申し上げます」と謝罪している。

VARRELは、国内外で複数のeスポーツタイトルに参戦しているプロチームで、メンバーの発信活動も重視してきた。同チーム関係者は「布団ちゃんの人気や影響力は大きかったが、企業としての倫理的責任を優先せざるを得なかった」とコメントした。

■ 本人がXで謝罪「取り返しのつかないことをした」

布団ちゃんは事件後、自身のXアカウントに「このたびの配信でご迷惑とご不快な思いをさせてしまい、本当に申し訳ありません」と投稿。「自分の軽率な行動で多くの方に迷惑をかけ、信頼を失いました。深く反省しています」と謝罪の言葉を述べた。

投稿には数千件を超えるコメントが寄せられ、「今後の行動で信頼を取り戻してほしい」という声の一方、「繰り返し問題を起こしている」「所属チームに迷惑をかけた責任は重い」といった批判的な意見も目立った。

■ 過去にも複数のトラブル歴

布団ちゃんはこれまでにも、配信中の不適切発言や迷惑行為をめぐってSNS上で炎上したことがあった。特に2023年以降はTwitch上での人気上昇とともに注目を集めており、ファン層が急拡大する一方で、軽率な発言や行為が問題視される場面も増えていた。

今回のアカウント凍結を受け、Twitchのフォロワー数やスポンサー案件が失われる可能性も高いとみられる。業界関係者の間では「人気配信者の行動がそのまま企業のブランドイメージに直結する時代。事務所側の判断は迅速だった」との見方が出ている。

■ SNS上の反応と議論の広がり

SNS上では今回の件を受けて、「プロとしての自覚が足りない」「酔っていたとしても配信者としての線引きを忘れてはいけない」といった批判の声が多く寄せられた。一方で、「精神的なプレッシャーや過密スケジュールが影響したのでは」「反省しているなら再起のチャンスを与えるべき」といった擁護的意見も少なくない。

また、配信業界全体に対する管理体制の甘さを指摘する声もあり、「所属事務所は配信内容の監督体制を強化すべきだ」「人気が高まるほど行動の透明性と倫理が求められる」との意見が相次いでいる。

■ 配信文化と倫理の課題

近年、TwitchやYouTubeなどのライブ配信サービスでは、視聴者との距離が近い一方で、飲酒配信や深夜配信によるトラブルが後を絶たない。専門家は「配信者は視聴者数が増えるほど、公的存在としての意識を持たなければならない。個人の行動が社会的影響を持つ時代に、コンテンツ倫理の再教育が必要」と指摘する。

特に日本では、若年層に人気の配信者が急速に増える中で、「発信の自由」と「社会的責任」のバランスをどう取るかが課題となっている。今回のケースは、その象徴的な事例といえる。

■ 今後の活動は未定

布団ちゃんの今後の活動方針については、現時点で明らかにされていない。Xアカウントは継続して稼働しているが、Twitchでの復帰予定や他プラットフォームでの活動再開は発表されていない。

所属チームを失ったことで、個人として再出発を図る可能性もあるが、視聴者やスポンサーからの信頼を取り戻すには時間を要するとの見方が強い。

Twitch凍結と契約解除という一連の騒動は、個人の配信活動が「一人の発信」に留まらず、社会的責任と影響力を伴う時代であることを改めて浮き彫りにした。

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