さんま御殿で「産屋敷」さん登場 珍しい名字に視聴者驚き SNSで話題広がる

日本テレビ系の人気バラエティ番組『踊る!さんま御殿!!』の秋の2時間スペシャルが、10月21日に放送された。今回のテーマは「メジャー名字と超レア名字」。全国でも珍しい名字を持つ芸能人と一般人がスタジオに集まり、それぞれの名字にまつわる由来やエピソードを語った。

放送中、最も注目を集めたのが、一般参加者として登場した「産屋敷(うぶやしき)」さん。読み方や漢字の珍しさが大きな話題となり、番組放送直後からSNS上では「初めて見た名字」「本当に実在するんだ」といった投稿が相次いだ。

「産屋敷」という名字は、全国でも極めて少ないとされる。日本の名字研究者によるデータベース「名字由来net」によれば、主な分布は九州地方に見られるが、全国的には数十世帯程度と推定される稀少姓である。もともとは“産屋(うぶや)”に関係する地名や屋敷跡に由来する可能性があり、古い地域に多い「屋敷」姓の一派と考えられている。

番組内では、司会の明石家さんまが「珍しいけど響きがきれいな名前やな」とコメント。共演した蛍原徹や剛力彩芽も「アニメのキャラクターみたい」と反応し、スタジオには笑いと驚きが広がった。特に『鬼滅の刃』の登場人物・産屋敷耀哉(うぶやしき・かがや)を思い浮かべた視聴者が多く、放送中からSNSトレンドに「産屋敷さん」「鬼滅の刃の産屋敷」が急上昇した。

X(旧Twitter)では、「リアル産屋敷さんがテレビに出てる!」「この名字、本当にあるんだ」といった投稿が拡散し、名字検索サイトへのアクセスが急増。番組終了後の1時間で検索数が一時的に数十倍に跳ね上がったという。

さらに、同番組では「珍しい名字を持つ苦労と誇り」というテーマでもトークが展開され、出演者たちがそれぞれの名字の由来や、学校・職場などでのエピソードを語った。剛力彩芽は「よく“本名ですか?”と聞かれる」と笑いを誘い、蛍原徹は「苗字がツッコミに使われがち」と冗談交じりに語った。

一方で、SNSでは「珍しい名字を大切にしたい」「名字には地域の歴史が詰まっている」といったポジティブな反応も多数寄せられた。中には、「祖父母の代まで遡ると珍名だった」「自分の名字のルーツを調べたくなった」といったコメントも見られ、番組をきっかけに“名字文化”への関心が高まっていることがうかがえる。

近年、名字研究の分野では、人口減少や地域移動の影響により“希少名字”の減少が課題とされている。かつて地域に根づいていた独特の名字が、結婚や転居によって他の地域に吸収され、次第に消滅する例もある。こうした中で、テレビ番組が名字の多様性や文化的背景を紹介することは、貴重な文化継承の一助となっている。

放送後、『踊る!さんま御殿!!』の公式サイトには「名字特集が面白かった」「自分の名字の話も聞きたい」といった反響が多数寄せられ、制作サイドは今後もテーマを拡大して続編を検討しているという。

今回の放送は、単なるバラエティの枠を超え、視聴者に自分の“名前”を改めて見つめ直すきっかけを与えたと言えるだろう。

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