
ロサンゼルス・ドジャースは2025年ワールドシリーズ第2戦(現地25日)、敵地・ロジャースセンターでトロント・ブルージェイズと対戦し、5-1で勝利した。これによりシリーズ成績は1勝1敗のタイとなり、勝負の行方を本拠地ロサンゼルスへ持ち帰る形となった。
この試合で圧巻の投球を披露したのは、NPBオリックスからメジャー挑戦2年目の山本由伸投手である。山本は9回1失点の完投勝利をマーク。ポストシーズンでの連続完投は24年ぶりの偉業とされ、チームを大きく救う快投となった。初回からフル稼働したストレートと切れ味鋭いスプリットを軸に、ブルージェイズ打線を寄せつけなかった。
失点は6回、先頭打者へのソロ本塁打のみ。走者を背負った場面でも落ち着きは崩れず、三振とゴロ・フライを使い分けた緩急自在の投球で試合の主導権を握り続けた。球数も110球に抑え、効率の良さも際立った。
打線では、ウィル・スミス捕手が勝負を決めた。4回に左翼ポール際へ2ラン本塁打を叩き込み、山本を力強く援護した。さらにドジャースは中盤以降も得点を積み重ね、5得点を奪う盤石の攻撃を展開。ブルージェイズ先発のケビン・ガウスマン投手を攻略し、リリーフ陣を引きずり出すことにも成功した。
ドジャースにとっては、第1戦を落としイヤな流れの中で迎えた試合だったが、山本のエースらしい投球がシリーズの空気を一変させた。指揮官デーブ・ロバーツ監督は試合後、「プレッシャーがかかる場面でも山本は冷静だった。チームの希望を繋いでくれた」と称賛を惜しまなかった。
一方のブルージェイズは、地元ファンの声援を受けながらも得点力不足が響いた形。チームを引っ張るはずの主軸も山本の前に沈黙し、反撃の糸口を見出すことはできなかった。第3戦以降はアウェーゲームとなり、巻き返しが求められる。
山本はメジャー移籍後、レギュラーシーズンでも防御率2点台を維持。ポストシーズンに入ってさらにギアを上げており、エースとして確かな存在感を示し続けている。日本のファンからも大きな注目が寄せられ、試合後のSNSにも称賛の声が相次いだ。
シリーズは第3戦からドジャースの本拠地ドジャー・スタジアムへ舞台を移す。ドジャースは勢いをそのままに逆転シリーズ制覇を狙い、ブルージェイズは敵地での立て直しが急務となる。山本がもたらした好転の流れを活かせるか、どちらが先に大手をかけるかが注目される。
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