
大阪府堺市堺区で12日午前、パチンコ店「グランキコーナ堺店」に隣接する景品交換所に男が押し入り、現金約21万円を奪って逃走する事件が発生した。警察によると、男は黒いニット帽にマスク姿で、犯行後は徒歩で現場を離れたという。
事件が起きたのは午前10時30分ごろ。景品交換所の従業員が業務中に、突然入ってきた男にバッグを奪われた。中には当日の換金用現金約21万円が入っていた。男は従業員に危害を加えることなくそのまま逃走。被害者にけがはなかったが、昼間の犯行に現場周辺は一時騒然となった。
堺警察署は、逃走した男を強盗の疑いで捜査しており、防犯カメラの映像解析を急いでいる。男の特徴は身長約170センチの中肉中背で、黒い上着を着用していたという。逃走経路の特定を進めるとともに、近隣住民への聞き取りを強化している。
現場周辺は交通量の多い地域で、付近には学校や住宅街もあり、事件直後から「昼間の人通りがある時間帯に強盗事件が起きるなんて信じられない」と驚きの声が上がった。X(旧Twitter)上でも「怖くて外に出られない」「近くの店によく行くので心配」といった投稿が相次ぎ、不安が広がっている。
近隣の商店主は「あの時間帯は通勤客や買い物客も多く、逃走は難しいはず。計画的だったのでは」と話す。警察は周辺の防犯カメラを丹念に追跡し、逃走ルートの特定を急いでいる。
堺市内では近年、パチンコ店や換金所を狙った強盗・窃盗事件が相次いでおり、警察は同一犯の可能性も視野に入れている。今回の事件を受けて、地元自治体は周辺の防犯パトロールを強化する方針を示した。
警察は「犯人は逃走中の可能性があり、不審な人物を見かけた場合は通報してほしい」と呼びかけている。犯行が白昼堂々と行われたことから、市民の間では防犯意識の高まりが求められている。
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