新潟・新発田で猟友会員がクマに襲われ重傷 自ら射撃で駆除、相次ぐ出没に地域不安

新潟県新発田市で12日午前、クマの目撃通報を受けて巡回していた地元猟友会の80代男性がクマに襲われ、顔と右足に重傷を負った。男性は所持していた猟銃で応戦し、その場でクマを射殺したが、自身も流血の重傷を負い、近くの病院に搬送された。命に別状はないものの、深い傷を負っており、回復には時間を要する見通し。

県警によると、現場周辺では数日前からクマの目撃情報が複数寄せられており、男性はパトロール中に単独で山間部を確認していた。突然現れた体長約1.5メートルのクマが襲いかかり、顔面と脚部を噛まれたとみられる。現場には血痕が広範囲に残されており、男性の判断の速さが二次被害を防いだとされている。

この incident は、今年に入って新潟県内で確認された17件目のクマによる人身被害。特に10月以降、山間地域や集落近くでの出没が急増しており、県や自治体は警戒レベルを引き上げている。新発田市によると、猟友会員の高齢化と人員不足が深刻で、対応が追いつかないケースも増えているという。

専門家は、ドングリなどの餌が山中で不足している影響で、クマが人里に出没する頻度が上がっていると指摘。県自然環境課は「今季は異例のペースで被害報告が増えており、住民には不用意に山に入らず、見かけた際はすぐ通報してほしい」と呼びかけている。

現地では、猟友会員たちが今も交代で巡回を続けており、地域の安全を守るための活動が続く。高齢の会員による懸命な対応は、地方の現実と課題を象徴している。

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