ゲルテックとカケハシが業務提携 調剤薬局向けDXで高付加価値サービス創出へ

ゲルテック株式会社(本社・東京都港区)と、ヘルステックスタートアップの株式会社カケハシ(本社・東京都港区)は、調剤薬局・医療分野におけるサービス高度化を目的とした業務提携を開始した。両社はそれぞれの技術や製品の強みを活かし、医療DXの進展に対応した高付加価値ソリューションの提供を目指す。

調剤薬局業界では、医療DXの推進や制度改正、生成AIをはじめとするテクノロジーの急速な進化を背景に、業界構造そのものが大きな転換期を迎えている。こうした環境下で、調剤システムには従来以上に高度かつ多様な機能が求められるようになっている。

今回の提携では、処方箋の自動受付から調剤、服薬指導、会計までをシームレスにつなぐ将来像を見据え、両社の製品・サービスの相互販売協力をはじめ、幅広い要件に対応するためのシステム開発に関する業務委託、さらには今後の業界変化やニーズを見据えた新サービスの共同検討・企画・開発などを進める方針だ。

カケハシは、薬局体験アシスタント「Musubi」を中心に複数のプロダクトを展開し、グループ全体で国内約1万4,000店舗超の薬局をカバーしている。服薬期間中の患者フォローによる治療効果の最大化や、医薬品の市中在庫の可視化・安定供給支援などを通じ、日本の医療システムの再構築を目指してきた。

一方のゲルテックは、AI技術を軸に薬局業務のデジタルトランスフォーメーションを推進してきた企業で、鑑査システム「OKUSURI-AI」や薬歴作成支援システム「YAKUREKI-AI」、自動受付機「PharmaKIOSK」など、受付から薬歴までを一貫して支援するプロダクトを展開している。現場負担の軽減と患者体験の向上を両立するソリューションを強みとする。

両社は今回の業務提携を通じ、事業成長と提供価値の最大化を図るとともに、調剤薬局やドラッグストアの業務効率化支援、さらには患者にとってより良い医療体験の実現につなげたい考えだ。医療現場とテクノロジーを結ぶ連携として、今後の具体的な取り組みに注目が集まりそうだ。

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