兵庫県豊岡市に本拠を置く撚糸加工会社「神繊興業株式会社」が、自己破産申請に向けた準備に入った。信用調査会社の東京経済によると、同社は11月28日付で事業を停止し、事後処理を弁護士に一任したという。負債総額は約12億円に上る見通しだ。
同社は昭和22年(1947年)設立。ストッキングやタイツなどレッグ用途を中心に、インナー、スポーツ衣料、ミシン糸向けなどに使われる合成繊維加工糸を生産し、複数の工場を構えるなど設備投資にも力を入れてきた。
しかし、市場での競争が激しさを増す一方、需要の落ち込みも重なり業績は悪化。工場の閉鎖などで規模を縮小し踏みとどまろうとしたものの、コロナ禍による売り上げ減が追い打ちとなり、資金繰りは急速に窮屈さを増した。最終的に、事業継続は困難と判断し、今回の措置に踏み切ったとみられる。
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