千葉県銚子市に本拠を置く「医療法人財団みさき会」が、12月9日付で千葉地方裁判所から破産手続開始決定を受けたことが明らかになった。長年にわたり地域医療を担ってきた「たむら記念病院」の運営法人であり、事実上の経営破綻となる。
同法人は1979年の創設。「たむら記念病院」(病床数167床)を運営し、内科、人工透析内科、耳鼻咽喉科、歯科口腔外科、リハビリテーション科などを掲げ、銚子市内および周辺地域の基幹的な医療機関のひとつとして機能してきた。慢性腎不全患者の透析治療などにも対応し、一定の役割を担ってきた。
しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い外来患者数が減少、診療報酬の伸び悩みも重なり、売上高は低迷。収支は赤字に転落し、その後も厳しい経営環境から抜け出せない状況が続いた。このため、2025年9月には外来診療を終了し、11月末をもって病院を閉院、事後処理を進めていた。
関係筋によると、負債総額は約18億6000万円に達する見通し。
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