山形県山形市の旅行業「有限会社山形E旅」と関係会社の「株式会社E旅」が事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことが29日までに分かった。いずれも事後処理を弁護士に一任しており、今後、裁判所から破産手続開始決定を受ける見通しだ。
山形E旅は2002年創業、E旅は2018年設立で、国内外の旅行手配のほか、団体旅行やバスツアーの企画・運営、観光バスのレンタルなどを手がけてきた。地域密着型の旅行会社として、団体向け企画商品を柱に事業を拡大していた。
しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大で旅行需要が急減し、売上が大幅に落ち込んだ。その後も需要回復は鈍く、とりわけバス関連事業の低迷が重荷となって業績の改善には至らなかった。この間、運転資金の調達負担も増して資金繰りが悪化し、単独での事業継続を断念したとみられる。
関係筋によると、2社の負債総額は合わせて約2億8千万円に上る見通し。
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