秋田の老舗仏壇店「旧・高橋運太郎商店」に破産決定 負債1億円超、需要縮小に耐えられず

秋田県湯沢市で仏壇販売を営んできた「株式会社みちのく仏壇」(旧商号・高橋運太郎商店)が、12月15日付で秋田地方裁判所横手支部から破産手続開始決定を受けたことが分かった。創業から100年を超える老舗として知られたが、時代の波には抗し切れなかった。

同社は仏壇・仏具・墓石の販売を柱に、最盛期には県内に5店舗を構え、テレビCMでも積極的に宣伝を展開するなど、地元では“仏壇といえば運太郎”と称されるほどの高い認知度を誇った。だが、少子高齢化や住宅事情の変化から仏壇需要が先細りし、売り上げは漸減。新型コロナウイルス禍で家計支出が抑制されたことも重荷となり、資金繰りの改善は進まなかった。

2025年9月には事業を停止し、屋号を「みちのく仏壇」へ変更。資産整理を続けてきたが、自力再建は困難と判断されたもので、今回の破産決定で実質的に事業の幕を閉じることとなった。

負債総額は約1億8000万円に上る見通し。

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