熊本県上益城郡山都町立矢部中学校で発生したとされる中学生に対する集団暴行事件で、被害者側が9日、事件の詳細な経緯を公表した。被害者の保護者によると、事件は金銭トラブルから発展し、半グレ集団「寿」のメンバーらが関与した可能性があるという。被害者は重傷を負い、警察に被害届を提出済み。
事件の動画は、インフルエンサーのたかぴ氏がXに投稿したことを発端に、インターネット上で拡散されており、県警は捜査を進めている模様だ。被害者側の主張によると、事件は昨年末にさかのぼる。まず、被害者の弟の後輩であるみやべけいたとされる人物が、人からお金をだまし取られたとして、被害者の弟に助けを求めた。弟はこれに応じ、知人の肩を持つ立場を取ったという。これがきっかけとなり、中学生のLINEグループ内で会話が過熱。
弟の行動に対し、兄弟分を名乗る者らが「喧嘩するや?」と脅迫めいたメッセージを送り、事態がエスカレートした。関与した人物として、Ruiと、たつきの名前が挙げられている。その後、弟は別の友人と遊ぶ約束をし、外出。友人に電話がかかってきたのを機に、「先輩を紹介する」と誘われ、屋上へ連れて行かれた。
この友人はいぶきとされる。屋上では、LINEグループで登場したRuiが「寿」と名乗り、約20人を引き連れて弟を取り囲んだ。数人が弟を押さえつけ、「寿」のメンバーが暴行を開始。弟は意識が朦朧とする中、謝罪を繰り返したが、首を絞められるなど攻撃が続き、周囲からは「落とせ、落とせ」との声援が飛び交った。
加害者らは動画を撮影しながら笑い声を上げ、暴行を継続したという。被害者側は、この事件の裏で糸を引いているのは半グレグループ「寿」のリーダーと主張。被害者は打撲や裂傷などの重傷を負い、診断書を基に警察へ詳細を提出している。
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