仙台の老舗酒蔵「森民酒造本家」自己破産申請へ 震災後に再開も生産伸びず、負債約2億円

宮城県仙台市に本拠を置く老舗酒造の合資会社森民酒造本家が、自己破産申請の準備に入ったことが分かった。関係者によると、同社は1月6日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任した。負債総額は約2億円に上る見通し。

森民酒造本家は1849年(嘉永2年)創業。「森乃菊川」を代表銘柄とする酒蔵として知られ、地域の酒文化を支えてきた。一方で、2011年の東日本大震災で被災し、設備面などの事情から事業の一時停止を余儀なくされた。

同社はその後、2021年に酒造りを再開。清酒の製造に加え、酒蔵を改築した甘酒カフェの運営も手掛けるなど、新たな収益源の確保を模索していた。しかし、再開後の生産量が想定の半分程度にとどまったとされ、売上は伸び悩んだ。採算の回復が進まないまま資金繰りが逼迫し、これ以上の事業継続は困難と判断したという。

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