栃木県足利市の足利市立第一中学校は令和8年3月2日付で、保護者に向けた文書を配布し、本校生徒にかかわる動画がSNS上で拡散していることについて謝罪し、今後の対応方針を示した。
文書では、部活動内で「特定の生徒にかかわる活動の様子を撮影した動画がSNS上に拡散される」という事態が判明したとして、「関係する生徒および保護者に計り知れない苦痛と心痛をおかけしている」とし、地域にも不安と心配を生じさせたとして重ねて謝罪している。
学校は、教育委員会と連携し、次の対応を進めるとしている。
1つ目は、関係生徒の支援と安全確保で、心身のケアを最優先とし、スクールカウンセラーによる継続的なカウンセリングを行う。あわせて、安全に学習できる環境を組織的に整備するとした。
2つ目は、事実関係の調査と指導で、教育委員会の指導の下、関係生徒への聞き取り調査を進め、関係機関と連携しながら詳細を検証し、事実に基づく厳正な指導と再発防止策を講じるとしている。
3つ目は、SNS上の動画拡散への対応で、関係機関(法務局、警察、専門業者)と連携し、不適切な動画の削除要請を順次進める。保護者に対しては、二次被害防止のため、子どもが動画を所持・視聴している場合は「転送・拡散しないこと」「速やかに削除すること」を改めて求めた。
4つ目は、全校生徒への心のケアで、全校集会および学級活動で本件に関する説明を行い、命の尊厳、SNSの利用、人権尊重について指導したとした。不安を感じている生徒には、全教職員が寄り添い、状況把握に努めるとしている。
一方で、文書は「部活動内での動画拡散」という枠組みを示すにとどまり、動画が撮影された日時、場所、関与した人数、顧問や指導者の関与の有無、被害生徒の安全確保の具体策、外部機関への通報状況など、事実関係の骨格となる情報は記載していない。学校が今後、調査の範囲と手順、確認できた事実、再発防止策の内容をどの段階で公表するかが焦点となる。
弱いにわか雨


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