北海道日高町の競走馬生産牧場「有限会社浜本牧場」で公開されていた仔馬ライブカメラ映像が、X(旧Twitter)で拡散され、動物虐待疑惑として大きな波紋を広げている。問題視されているのは、生後およそ19日の仔馬に対し、地面に引きずる、覆いかぶさって体を叩く、顔を掴んで壁に押し付ける、大声で怒鳴るなどの場面だ。牧場側は「躾」として行われていた可能性があるとみられるが、SNSでは「虐待ではないか」との批判が急速に拡大している。
映像は会員向け配信「仔馬カメラ」から切り抜かれたとみられ、X上では「頸椎損傷の危険性が高い」「あの扱いは明らかに異常だ」といった声が相次いだ。動物愛護法違反の可能性を指摘する投稿も広がり、国内外の競馬ファンコミュニティにも拡散されている。
炎上をさらに拡大させたのは、浜本牧場公式アカウント @horses_hamamoto の発信だ。批判に対し、「愛護団体じゃない」「理想論で馬は育たない」「ワガママは許さない」「人の安全第一」「参りましたとなるまで許さない」などと返信。こうした強い言葉遣いが「反省が見えない」「挑発的だ」と受け止められ、批判が一段と強まった。
炎上をさらに拡大させたのは、浜本牧場公式アカウント @horses_hamamoto の発信だ。批判に対し、「愛護団体じゃない」「理想論で馬は育たない」「ワガママは許さない」「人の安全第一」「参りましたとなるまで許さない」などと返信。こうした強い言葉遣いが「反省が見えない」「挑発的だ」と受け止められ、批判が一段と強まった。
今回の騒動で異例なのは、競馬業界内部からも厳しい声が相次いでいる点だ。浜本牧場生産馬を募集していた YGGオーナーズクラブ(@yggowners) は公式アカウントで、「拡散されている動画を確認した限りでは一般的に躾とは言い難い行為」とコメント。人馬の安全のため厳しい対応が必要な場面があるとしつつも、アニマルウェルフェアの観点から適正な飼育管理を求めた。
また、引退競走馬の牧場 うまんまパーク(@umanmapark) も公式投稿で、「この業界から退いていただきたい」「馬を恐怖でしか御すことのできないホースマンは馬と関わるべきではない」と強い言葉で批判した。生産者や関係者からも「他の牧場ではあり得ない扱い」「業界全体の信用を傷つける」といった声が相次いでいる。
専門家の見方も厳しい。ベテラン調教師は「あれは明確な虐待行為。骨折や神経損傷の危険が極めて高い」と指摘。馬の行動学に詳しい獣医師も「仔馬の馴致は信頼関係の構築が基本であり、映像は一方的な暴力に見える」と懸念を示している。
仔馬カメラ運営側は「状況を確認しながら今後の発信や運営体制を見直す」と説明しているが、浜本牧場側からの正式な謝罪や配信停止は現時点で確認されていない。
今回の騒動は、ライブカメラによって現場の扱いが可視化されたことで、競馬産業におけるアニマルウェルフェア意識の差を浮き彫りにした。行政やJRAの対応も含め、今後の動きに注目が集まっている。
曇りがち

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