京都府南丹市で小学6年の男子児童が行方不明となっている事案で、発生から20日目となる2026年4月11日現在も発見に至っていない。警察は同日、約50人態勢で市内および周辺の山林で捜索を続けているが、有力な手がかりは確認されていない。
行方が分からなくなっているのは南丹市立園部小学校6年の安達結希さん(11)。3月23日朝、父親の車で学校近くの駐車場まで送られた後、登校せず消息を絶った。警察は登校経路周辺での聞き込みや防犯カメラの確認を進めたが、校内への立ち入りは確認されていない。
こうした中、2018年に山口県で行方不明となった2歳児を発見したことで知られる尾畠春夫(86)が、大分県から一般道で約650キロを自ら運転して4月3日に現地入りし、捜索への参加を申し出ていたことが分かった。しかし、交番や自治体、学校側から現場の安全管理や統制の観点から「京都府外のボランティアは参加が難しい」との説明を受け、活動に加わることはできなかった。
3月29日には、学校から北西約3キロの山中で黄色い通学用ランリュックが親族により発見されたが、その後、所在につながる物的証拠や新たな所持品の発見、確度の高い目撃情報は確認されていない。
警察によると、これまでに延べ900人以上を投入し、山林や河川周辺、通学路などで捜索を実施してきた。情報提供は約320件に上るが、発見には至っておらず、現在も事故と事件の両面で捜査を進めている。
尾畠氏は取材に対し「すごく残念やった」「ちょっとどころじゃなく悔しい」と述べ、「今でも生きていると100パーセント思っている」と話している。
警察は山中での掘削を含む捜索を継続しており、南丹署(0771-62-0110)では引き続き情報提供を呼びかけている。
厚い雲

コメント