茨城県かすみがうら市に本拠を置き、ニンジンの生産を主力としていた農業法人「株式会社ヴェジスタ」が、水戸地方裁判所土浦支部から破産手続開始決定を受けていたことが分かった。決定日は4月6日付。関係者によると、負債総額は約2億6000万円に上る見通し。
同社は令和4年(2022年)設立の比較的新しい農業事業者で、主力のニンジン栽培に加え、ナタネやヒマワリを活用した輪作体系を導入。連作障害の回避を図るとともに、採取した種子から油を搾り、農業機械の燃料として再利用するなど、いわゆる「カーボンフリー農場」の実現を標榜していた。
さらに、生産工程へのAI導入や人材育成プログラムの整備にも力を入れ、持続可能な農業モデルの構築を目指すなど、先進的な取り組みで注目を集めていた。
しかし、肝心の収穫量が当初の計画を大きく下回る状況が続き、売上は伸び悩んだ。資材費や人件費の負担が重くのしかかる中で資金繰りが悪化し、事業の継続を断念。破産手続に至った。
晴天

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