【続報】札幌・特養「和幸園」職員が利用者情報をSNS投稿 「寝ろ寝ろ…」などの文言、施設謝罪・市が厳重指導

札幌市南区の特別養護老人ホーム「グリンハイム・和幸園」で、職員が利用者に関する画像などを個人SNSに投稿していた問題で、施設側が謝罪文を公表し、札幌市が施設に対して厳重指導を行った。

同施設は、社会福祉法人北海道ハピニスが運営する特別養護老人ホーム。

弊社が確認した投稿には、防犯カメラ映像とみられる画面に「寝ろ寝ろ…」「動けない」などの文言を重ねたものが含まれていた。介護事故に関する内部報告書とみられる画像にスタンプを付した投稿や、自撮り写真とともに利用者に関する内容を含む不適切な表現を記した投稿も確認された。

投稿はInstagramのストーリーズ上で確認され、その後、複数のSNSアカウントで拡散した。

施設側は弊社の取材に対し、投稿者が同施設の職員であることを認めている。

施設側は2026年4月22日、公式サイトで謝罪文を公表した。謝罪文では、当該職員が利用者および職員本人が写った画像を自身のスマートフォンで撮影し、Instagramのストーリーズ機能を使って不適切な内容を投稿していたと説明している。

特別養護老人ホーム和幸園が公式サイトで公表した謝罪文の一部(2026年4月22日公表)
出典:社会福祉法人北海道ハピニス/特別養護老人ホーム和幸園公式サイト

施設側は謝罪文で、当該投稿について「ご利用者のプライバシーと尊厳を侵害する行為」と説明した。利用者や家族、地域、関係者に対し、信頼を損なう事態になったとして謝罪している。

当該職員については、重大な事案であることを踏まえ、就業規則に基づき厳正に処分するとしている。監督者についても責任を明確にし、職業倫理や守秘義務、情報管理に関する再教育を行う方針を示した。

再発防止策としては、全職員への職業倫理・情報管理教育、SNS利用を含む個人スマートフォン等の使用ルールの厳格化、再発防止策の定期的な確認を挙げている。

札幌市介護保険課施設指導係は、施設から報告を受けたうえで、SNSの運用や情報管理を含め、施設に対して厳重な指導を実施したとの見解を示した。

同係は今回の件について、利用者情報の管理や利用者への対応という点で重く受け止めており、不適切な事案であるとの認識を示している。一方、現時点で札幌市による行政処分はないという。

本件は、弊社から施設側への情報提供を契機に施設側が把握した。施設側は弊社の取材に対し、投稿者が同施設の職員であることを認め、その後、2026年4月22日に公式サイトで謝罪文を公表した。

今回の投稿をめぐっては、施設内で撮影された画像、利用者に関する情報、介護事故に関する記録とみられる内容が、職員の個人SNSに投稿されていた可能性がある。

介護施設では、利用者の姿、身体状況、生活記録、事故対応に関する情報などを外部に出さない管理が求められる。今回の件では、職員個人の投稿に加え、施設内での撮影ルール、勤務中の個人スマートフォンの使用、事故記録や防犯カメラ映像に触れる職員の範囲が今後の確認点となる。

札幌市は施設に対して厳重指導を行ったが、行政処分は行っていない。施設側は、職員への処分と再発防止策を進めるとしている。

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