5日午後6時35分ごろ、香川県多度津町のJR多度津駅ホームで、県外から訪れていた43歳の男性が持っていたクマ撃退用スプレーが誤って噴射された。周囲にいた乗客8人ほどが目や唇の痛みを訴え、現場には救急車も出動したが、病院に搬送された人はいなかった。香川県警丸亀署が当時の状況を調べている。
警察によると、スプレーは男性のリュックサックの横ポケットに入っていた。男性はアウトドア目的で香川県を訪れており、同駅で列車を乗り換える予定だったとみられる。ホームには当時、列車を待つ乗客が数十人いた。
スプレーは、男性がホーム上を移動していた際、ほかの客や荷物と接触したはずみで噴射された可能性がある。クマ撃退用スプレーは刺激成分を含むため、近くにいた乗客の目や口元に影響が出たとみられる。
この影響で、多度津発高松行きの普通列車は34分遅れて運転を再開した。大型連休中で駅の利用者が多い時間帯だったこともあり、ホームでは一時、対応に追われた。
クマ撃退用スプレーは山間部での携帯を想定した防護用品だが、公共交通機関や駅構内で持ち運ぶ場合、バッグの外側ポケットに入れたままだと、接触や転倒で誤って噴射されるおそれがある。警察は、持ち運びの際は誤噴射防止に十分注意するよう呼びかけている。
強い雨

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