5月7日の東京株式市場で、日経平均株価は大幅に上昇し、終値は前営業日比3320円72銭高の6万2833円84銭となった。終値で初めて6万2000円台に乗せ、史上最高値を更新した。上げ幅は過去最大。取引時間中には一時6万3091円14銭まで上昇し、初めて6万3000円台に達した。
連休明けの東京市場では、AI・半導体関連株を中心に買いが広がった。前日の米国市場でハイテク株が上昇した流れを受け、日本市場でもイビデン、SUMCO、キオクシアなど半導体関連銘柄が急伸。指数寄与度の高いソフトバンクグループにも買いが入り、相場全体を押し上げた。
中東情勢の好転期待も投資家心理を支えた。米国とイランの停戦・和平に向けた動きが意識され、原油価格の下落も日本企業にとって追い風となった。輸入コストへの警戒感が和らぎ、幅広い銘柄に買いが入った。
東証株価指数、TOPIXも大幅高となり、東京市場は全面高の展開となった。一方で、1日で3000円を超える急騰には過熱感を指摘する声もある。AI・半導体関連株への資金集中が続くなか、個人投資家からは「日経平均ほど持ち株は上がっていない」「株高の実感がない」との声も出ている。
今後は、企業決算で利益成長を確認できるか、中東情勢が安定するか、日銀の金融政策が市場にどう影響するかが焦点となる。日経平均が6万円台に定着するのか、それとも利益確定売りで調整に入るのか。連休明けの急騰を受け、東京市場は次の材料を見極める局面に入った。
厚い雲


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