岡山県北部で、10代の男性2人が車で山中に連れて行かれ、警棒のようなもので殴られる事件があった。岡山県警美作署は13日、男性2人を監禁し、けがをさせたとして、津山市の無職の男(44)や勝田郡の男子高校生(17)ら、10代から40代の男女8人を監禁と傷害の疑いで逮捕した。
事件が起きたのは3月17日未明。警察によると、8人は共謀し、午前0時35分ごろから午前4時40分ごろまでの間、岡山県北部に住む会社員の男性(18)と、当時岡山県北部に住んでいた会社員の男性(19)を、勝央町のコンビニエンスストアなどに呼び出した疑いが持たれている。
その後、2人を車に乗せ、勝央町の山中の路上まで連行。逃げ場の少ない場所で監禁し、警棒のようなもので殴りつけるなどして、けがをさせたとみられている。
男性(19)は山中で隙を見て逃走した。一方、男性(18)はその後も車で津山市内の路上まで連れて行かれ、引き続き監禁された疑いがある。
2人のけがは重く、男性(18)は全治約2カ月、男性(19)は全治約2週間とされている。深夜のコンビニへの呼び出しが、山中での集団監禁と暴行に発展した形だ。
事件の発端には、被害に遭った男性(18)と、逮捕されたうちの1人である美作市の土木作業員の男(18)とのトラブルがあったとみられている。
事態が動いたのは、男性(18)が親族に助けを求めるメッセージを送ったことだった。親族は「トラブル相手らに車で連れていかれた」と美作署に通報。警察は、関係者らが乗っていた車を発見し、防犯カメラ映像などをもとに8人を特定した。
逮捕された8人には、男子高校生も含まれている。10代から40代までの男女が、どのような関係で集まり、なぜ深夜に2人を呼び出したのか。警察は、8人の関係性や事件に至った詳しい経緯を調べている。
美作署は「捜査に支障がある」として、8人の認否を明らかにしていない。
勝央町や津山市を含む美作地域は、車移動が日常の生活圏だ。深夜のコンビニや山間部の道路は、地元の若者にとっても身近な場所である。だからこそ、今回の事件は地域に与える不安が大きい。
呼び出し、車への連行、山中での監禁、集団での暴行。
一連の流れは、単なる若者同士のトラブルでは済まされない。
警察は、8人それぞれの役割や暴行の詳しい状況、ほかに関与した人物がいないかなどについて、引き続き捜査を進めている。
厚い雲


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