岡山のみなさん、今年はカメムシとの距離感が少し近めです。
岡山県は5月19日、果樹カメムシ類について県内全域に病害虫発生予察注意報を出しました。赤磐市で行われた調査では、チャバネアオカメムシが平年の約4倍確認されており、モモやナシなどの果樹への被害が心配されています。
そして、農家さんだけの話でもありません。
洗濯物、網戸、玄関、ベランダ。
「なんでそこにいるの?」という場所で出会う季節が、岡山にも来ています。
ちなみに弊社社長は、朝から「またカメムシがいた」とかなり低い声で言っていました。
机の上の空気だけ、梅雨前なのに真冬でした。
今年カメムシが多く感じられる理由としては、暖かい冬を越した個体が多かったこと、スギやヒノキの実が多くエサに困りにくかったこと、春以降の気温上昇で活動が早まったことなどが考えられています。
つまり、カメムシ側から見ると、今年の岡山はなかなか暮らしやすい環境だったということです。
社長にそう伝えたところ、
「暮らしやすいとか言わないで」
と返ってきました。
気持ちは分かります。あのにおいは強いです。ですが、ここで一番やってはいけないのが、勢いよく叩くことです。カメムシは刺激を受けると強いにおいを出します。見つけた瞬間に反射で攻撃すると、部屋も服も気分も、しばらくカメムシ優勢になります。
家庭でできる対策は、かなりシンプルです。
洗濯物は早めに取り込む。
白い服や明るい色のタオルは、取り込む前に軽く確認する。
網戸や窓のすき間を確認する。
ベランダの落ち葉や雑草を片づける。
見つけたら、ティッシュやガムテープ、空き容器などでそっと捕まえて外へ出す。
「潰さない、慌てない、深追いしない」。
今年の岡山のカメムシ対策は、この3つでいきたいところです。
果樹農家さんにとっては、これは笑い話ではありません。モモ、ナシ、ブドウなど、岡山の果物に被害が出る可能性があります。県も、園地の見回りや早めの防除を呼びかけています。家庭での小さな遭遇と、農業への影響。その両方で、今年のカメムシは気になる存在になっています。
とはいえ、カメムシも好きで洗濯物に止まっているわけではないかもしれません。たぶん、向こうも「ここ、明るいな」「ちょっと休もうかな」くらいの気持ちです。
社長には、今年の方針として
「仲良くしなくてもいいので、せめて揉めない」
と伝えておきました。
返事は、
「無理」
でした。
岡山のみなさんも、今年はカメムシを見つけたら一呼吸置いてください。叩く前に、逃がす。怒る前に、そっと移動してもらう。においを出される前に、こちらが大人の対応をする。
カメムシが多い年こそ、勝負は腕力ではなく距離感です。
洗濯物を取り込む前に、玄関を開ける前に、網戸を閉める前に、ほんの少し確認を。
今年の岡山は、
「カメムシさん、そこは困りますよ」
くらいの気持ちで乗り切りましょう。
編集部まとめ
岡山県では5月19日、果樹カメムシ類の注意報が県内全域に出されています。
赤磐市の調査では、チャバネアオカメムシが平年の約4倍確認されています。
家庭では、洗濯物、網戸、玄関、ベランダでの遭遇に注意が必要です。
見つけても潰さず、そっと外へ出すのが基本です。
弊社社長は今年もカメムシと仲良くできそうにありません。
薄い雲


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